🔵東京都・女性
これまでワタシは、乗馬など高尚高額なものと決めつけていました。
もったいない価値観だったことを痛切なくらい、
この乗馬クラブで実感しています。
初めてクラブを訪れた日の帰り道から3日間は確実に、
馬の癒しがカラダとココロに沁み渡り続けたのには驚きました。
此処は違う、他とは違うと思いました。
馬の一頭一頭に馬格があって、我々の言葉と同じで、
彼ら彼女らにも意志や想いを表現する言葉のようなものを持っていることを、
ここで初めて知りました。 その面白いこと…。
来る日も来る日も馬たちと一緒に居るインストラクターさんや、
牧場のオーナーさん達の、馬語を通訳して下さるアテレコがとにかく愉しい。
5歳児くらいの知能を持つという馬たちの個性が光るのが、
「お仕事」である乗馬レッスン…ではなかなか見られない、
「馬カフェ」のイベントです。
我先にとスティック人参を食べに群がる馬たちもいれば、
馬たちが居なくなったところを見計って、
「僕の分の人参は残って居るでしょーかー」と言わんばかりに
オズオズと首を伸ばしてくるオトナシ目な馬もいます。
広い馬場でゴロゴロと転がりながら
(そう、馬は寝っ転がってブヒブヒ砂浴びをします)
リラックスしている姿や、馬仲間で戯れ合う姿を眺めながら、
やれやれとやっと自分の分のコーヒーを満足な気分で飲めるのです。
馬カフェは、正に人間が飲み食いするのを楽しむよりも、
馬たちにオヤツの野菜をあげたり、
放牧された馬たちの関係性を、
オーナーさん達のアテレコを聞いて笑いこける楽しい時間なんです。
馬カフェとはなんぞや。
馬カフェとは、敷居の高いイメージの乗馬クラブで開催される、
五千円ポッキリの馬たちと触れ合いながらのお茶会です。
放牧された馬たちの、自由な姿を見ながら、
馬場の間近で珈琲や無農薬ハーブティーに、
お菓子を楽しむイベントです。
2、3歳が主流の競馬が華やかに感じる馬の世界ですが、
競馬の引退馬や、その他のレースなどから、
乗馬クラブのレッスンができるように訓練された馬たちが8頭、
ここでは仲良く暮らしています。
馬の一生に最後まで関わり、「おみおくり」まで、
決して馬たちを見殺しにしないクラブだからこその、
馬たちとの深い信頼関係があります。
だからこそ、一般的な牧場では体験できないような、
とても大人しく優しい馬たちと触れ合い共に楽しめる馬カフェです。