アレクサンダー・テクニーク

乗馬クラブでレッスンをし始めたころ、
一番悩んだ事は人の身体使いの「癖」でした。
足が前に流れてしまう、腰が反る、踵が上がる 等々。
ただ癖を指摘しても直らない…。当然なんですが(笑)。

どう説明すれば身体の使い方を変えられるのか?
これが最大の悩みのタネでした。

そんな私がアレクサンダー・テクニーク、そして木野村朱美先生と
出会ったのは10年ほど前のこと。
学ぶにつれて 次々と“目からウロコ”の体験をしました。

「えっ、私の背骨ってそこなの⁉︎」
「肺の大きさがそんなだなんて、信じられない‼︎」
「まさか腕のつけ根がそんな場所だなんて⁉︎」

次から次へと崩されていく 自分の身体に対する数々の思い込み。
そしてこの思い込みこそ、癖の源なんです。
だから身体のことを、体感も伴って正しく認識すると
使い方も自ずと変わってくるのです。

言ってみれば、意識を変えることで身体を変えるわけですが、
さらに面白いのはここから先!
身体を変えると意識・心も変わるんです。

乗馬では、身体を介して乗り手が馬と心のやりとりをします。
馬のサインを乗り手がどう受け止めるのか。
そして どういう合図を返すのか。
そこには乗り手の心の在り方が大きく関わってくると思うのです。

アレクサンダー・テクニークを通じて
“楽な身体とやわらかい心で馬に乗る”喜びを実感して頂けたらと思っています。

☆アレクサンダー・テクニークについて詳しく知りたい方は
木野村先生の株式会社AQPさんのホームページをご覧ください。