経済動物の生きる道

ジェントルとトラさんの和やかな
ツーショット。

実は 彼らの間には
人間が作った、大きな大きな 違いがあります。

猫のトラさんは、愛玩動物。
馬であるジェントルは、経済動物と呼ばれます。

Wikipediaによれば、経済動物とは
「その飼養が、畜主の経済行為として行われる動物の総称」。

では、身体の故障や 高齢がもとで
乗用馬として働けなくなり、
「経済行為」から外れてしまった馬たちを
どうすればいいのか。

苦しいけれど、
乗馬クラブが避けては通れない
課題です。

私の場合は
処分できないから、最期まで飼う道を選びました。

生かすことに
強い信念、主義・主張があったのではなく。
いままで一緒に働いてくれた馬たちを
処分できなかったから。

でも、そのことに
「善い」ことをしている意識はありません。

むしろ、後ろめたさを抱えていました。

養老馬の飼育に必要な
労力、時間、お金、は決して小さくありません。
厩舎のスペースも必要です。

そういった資源を、他の馬たちや
クラブのお客さま、設備やスタッフに
かけるべきではないのか?

ビジネスとしては、それが「善」ではないのか?

でも、それでも 処分ができない。

その葛藤が 常にありました。

そんなある日、
お客さまの1人が いつの間にか
「養老馬募金」と書いた募金箱を
クラブに置いてくださいました。

そして、いつの間にか
募金が集まっていく…。

最初は、私が不甲斐ないばっかりに と
恥ずかしく思ったりしましたが

「ああ、お客さまが
応援してくださっている。」
そう思えるようになりました。

そして、
ならば 皆さんの優しさに依存せずに
養老馬を飼っていける仕組みづくりをしてみよう!

いつしか そんな考えが芽生えました。

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クラウドファンディング始動!

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☎080-1355-9272 (9:00-17:00/水曜定休)